シアバターとは

シアバターは、西アフリカに自生するシアの木の種子から抽出される保湿力に優れた植物性油脂のこと。
人の体温ほどで溶け、常温では固形なので植物性油脂であっても、オイルではなくバターと呼ばれています。
植物が生育しにくい過酷な自然環境に自生するシアの木、西アフリカでは「聖なる木」と呼ばれ、その樹齢は200年と長く、最初の実をつけるのに25年もの歳月がかかります。

西アフリカでは、古くから食用オイル以外に乾燥からお肌を守る天然の保湿クリームとして、また傷や火傷の手当て、生後間もない赤ちゃんを紫外線から保護するなど万能薬として愛用してきました。

シアバターの主成分はオレイン酸とステアリン酸で、人の皮脂とよく似た性質の為、肌によくなじみ、うるおいを補うとともに乾燥から保護してくれます。

とりわけ未精製のシアバターにはトコフェロールなどのビタミンやアンチエイジングが期待できる微量成分が豊富に含まれています。

アフリカの女性の輝くような美しいお肌の秘密がシアバターにあったのですね。

シアバターの成分について

シアバターの主成分はオレイン酸やステアリン酸で人の皮脂と似ているため肌になじみやすく天然の保湿効果が長時間持続します。とりわけ未精製のシアバターにはお肌を柔らかくして保護に役立ち、アンチエイジングが期待できる以下のような微量成分を豊富に含んでいます。

トリテンペンアルコール

親水性があり、肌を柔らかくしてくれる効果があるとされます。

アラントイン

傷の回復を促進する作用があり、肌荒改善に効果があるといわれています。また、育毛効果もあるといわれています。

カロチノイド

皮膚や粘膜の再生を助けてくれる成分です。荒れてしまった肌を健やかにしてくれるといわれています。

トコフェロール

天然のビタミンEです。酸化防止効果があり、皮膚の血液循環をよくする働きがあります。また、お肌の老化防止などに効果があるといわれています。